7月19日の海の日、毎年恒例となりました、神戸市立鶴甲小学校の親子を対象に理科実験教室を開催しました。このイベントは、鶴甲小学校のPTAの方々のご希望を受けて開催しています。
4つの実験テーマ、「オリジナル恐竜図鑑をつくろう!」、「月基地できるかな~」、「石ふしぎ発見」、「ウミホタルの光のひみつ」、の中から、午前と午後に1つずつテーマを選んで参加してもらいました。鶴甲小学校の1年生から6年生およそ90名と親御さんがおよそ80名、昨年よりもさらに増えて、リピーターも多くいらっしゃいました。講師として、神戸大学発達科学部人間環境学科の学部生・院生も参加して、子供たちとふれあいました。
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◆「オリジナル恐竜図鑑をつくろう!」では、今はみることのできない恐竜について、は虫類との違いや、怪獣との違いを考えてみました。また、恐竜は実際どんな色だったのか、今となってはわかりません。すきな恐竜を選んで、色を塗ってオリジナル恐竜図鑑をつくりました。
◆「月基地できるかな~」では、月の表面はどんな地形なのかを考えながら、将来、月面にどんな基地や町ができるのかみんなで想像してみました。月面写真の上に、想像した基地や町を書いてみて、できあがった基地や街をお父さんとお母さんに発表しました。人類が月に降りたって40年、まだ月にすむことはできませんが、いずれ月で生活することができるかもしれません。
◆「石ふしぎ発見」では、いろんな石を触ったり、顕微鏡で見たり、薬品をかけてみたりして、石のふしぎを体験してもらいました。水晶をこすりあわせるとぴかっと光り、みんな何度も光らせていました。石をみながら、火山のしくみや、岩石のでき方も学びました。もちろん、六甲山の御影石もみてもらいました。
◆「ウミホタルの光のひみつ」では、ウミホタルの姿と光る様子を観察しました。ウミホタルという生物はあまり知られていませんが、意外に身近な浜辺に住んでいます。名前からもわかるように、青くて美しい光を出します。シャーレにウミホタルを入れて、部屋を真っ暗にし、水を少し注いでみると、シャーレの中で小さい青い光がたくさん見えました。暗闇の中で「光った!」と子供たちの声があがりました。
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朝から太陽が照りつける暑い日でしたが、子供たちはそれぞれの実験に真剣に取り組んで、そして元気一杯楽しんでくれました。来年もまた新しいメニューを用意してお待ちしております。