現代社会は、高度科学技術社会、あるいは知識基盤社会などと特徴づけられ、そこでは環境問題、医療、安全な社会のあり方など、さまざまな課題の解決やそれに関わる社会的意思決定などにおいて、科学技術やそれに関する知識が必要となります。その一方で、科学技術が高度化・専門化する中で、専門家でない人々には理解が難しくなり、近づきがたいもの、疎遠なものと感じられる傾向も見られます。
「神戸大学サイエンスショップ」は、こうした背景をふまえ、2007年に創設されました。神戸大学サイエンスショップは、市民と専門家(科学者・技術者など)の対話と協働の場づくり、市民のさまざまな科学活動への支援、地域の学校や社会における科学教育に対する支援などに取り組み、地域社会の市民が科学技術をより身近に感じ、課題解決にそれを利用し、また「研究」も含めて「科学」という営みを楽しむ文化をひろげてゆくことを目指します。
また、大学教育においては、学生、大学院生の自主的研究活動への支援を行い、大学の学びの中で、課題発見能力、課題解決能力、コミュニケーション能力、プロジェクトマネジメント能力などを高めてゆく支援を行います。
サイエンスショップのカレンダー