神戸大学サイエンスショップ天文ボランティア「アストロノミア」と御影小学校と合同で、日食観察会を行いました。
7月22日はあいにくの曇り空でしたが、雲の動きが速く、ときおり太陽の光が見えていました。アストロノミアのメンバーは2手に分かれて、観察会を行いました。グラウンドでは遮光板を用意し、太陽が顔を出すのを待ちました。また、コンピュータールームではインターネットの中継と日食がおこるしくみについて解説することになりました。
コンピュータールームはあっという間に子供たちでいっぱいになり、アストロノミアのメンバーが日食のダイヤモンドリングの動画を紹介し、日食のしくみを説明しました。期待していたインターネット中継は、回線が混んでいてアクセスできませんでした。
グラウンドでは、雲のすき間からわずか、欠け始めた太陽が見えました。グラウンドにでていた子供たちは、遮光板を使って、パクッとひと口食べられたような太陽の姿を観察し、あちこちで「見えた!」と歓声があがりました。アストロノミアのメンバーも子供たちと一緒に「見えた!見えた!」と大喜びでした。雲は思ったより厚く、その後しばらく太陽は見えませんでしたが、最大食の少し前に、三日月のようになった太陽が、雲のすき間から見えました。
アストロノミアのメンバーから子供たちへ、「日食観察証明書」を進呈しました。
今回、ほとんどの子供たちは日食を見られなかったと思います。次回、日本で見られる皆既日食は26年後です。その時は、もっとじっくりと日食を楽しんでもらえたらうれしいです。