神戸大学サイエンスショップは、猪名川町中央公民館主催で行われた「猪名川町公民館講座・夏休み親子でサイエンスパーク」に協力しました。3日間3つの実験テーマで楽しんでいただきました。
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◆「宝石ってどんな石?」新井敏夫(神戸大学サイエンスショップ)
鉱物や宝石のしくみについての解説と、誕生石にされている鉱物の紹介を実際の鉱物の標本を手に取りながら行ないました。また、後半は数種類の天然石を使って簡単なアクセサリーを作りながらいろいろな鉱物の種類や名前を紹介しました。大人も子供も様々な色の鉱物に目を輝かせて実験を行なっていました。
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◆「むしが運ぶ花粉を観察してみよう」
堂囿いくみ(神戸大学サイエンスショップ)
花を訪れるハチの体に付いた花粉から、花とむしの関係を観察しました。まず、近くの公園にある花の形や雄しべ・雌しべの位置を観察しながら採集しました。室内では、採集した花の花粉をプレパラートにのせて、顕微鏡で観察しました。花粉の大きさや形は、植物の種類によっていろいろあることがわかりました。次に、ハチの標本を使って、ハチの体に付いている花粉を顕微鏡で観察しました。その花粉の形や大きさから、どんな種類の花で蜜を吸っていたか、クイズ形式で考えてもらいました。肉眼では見えないミクロの世界に、子供たちは一生懸命顕微鏡を覗いて、楽しんでいました。
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◆「星の砂は何の砂?」
新井敏夫(神戸大学サイエンスショップ)
南の島で採れた星の砂を顕微鏡で観察していろいろな形や名前を紹介しました。星の形や平らな形など、目で見るよりずっといろいろな形があることに親子で一緒に観察しながらびっくりしていました。 一つ一つ観察したものを標本としてカードに貼っていき、最後にはオリジナルの一枚の「星の砂標本カード」が完成しました。